BRAIN- TRAIN 14

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5月31日は僕にとってとても忘れられない大切な日である。

叔父の、佳市おじさんの命日だからだ。

当時小学5年の僕は愛校作業の日で午前中まで学校に行ってた。

学校から帰ると、おばあちゃんと父の姿はなく、母は電話中。

幼心にも何かあったんだとすぐに気がついた。

電話を終えた母から出た言葉は、

「おんちゃんが死んだとっ」

その涙混じりの母の言葉を信じれなかった。

心筋梗塞だった。

それから何日間かは、魔法にかかったように暗い家族。

僕はおばあちゃんと同じ部屋で寝てたけど、

夜中になると、おばあちゃんは部屋から出ていった。

そして、何分間か後にはすすり泣く声が聞こえてきた。

父は、弟を失った悲しさを僕らの前では出さなかった。

淡々と、冷静に、現実を受け止めていたと思っていた。

しかしある日、トイレから聞こえてくるうなり声に気がつく。

僕らの前では我慢していただけなんだ。

僕はおじさんの死から父のように涙を我慢するようになった。

今でも僕は、娘の前では涙を出さないでいた。

親父を見習って、子供が動揺したらダメやからと思って。

しかし歳をとり、孫が出来てからというもの、

親父の涙腺はゆるんだ。テレビの感動物ではすぐ泣くし。(笑)

まっ、人は変わるものだね。

僕も我慢せず素直に涙を流してみようかと…。マルモ見た時とかぁ(笑)

僕はおじさんの死で初めて人の最期、「死」というものをまともに感じた。

当たり前だったものが、ある日突然、一瞬にして消えていく。

もう取り戻せないものがあるんだと。

僕は僕が感じたさみしい思いを、同じように甥っ子や姪っ子に感じさせてはいけないと。

イトコとおばちゃんが感じた悲しい気持ちを、同じように娘と嫁さんに感じさせてはいけないと。

医療や医師にすがりついてでも長生きするきに!

それで僕がおじさんの歳に追いついた時には、お墓の前に行き酒でも呑もうかと思います。

おかげさまで、おじさんより先輩になれましたよっ!て、

ありがとうの気持ちを伝えるために。

 

 

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